◆ WEB制作(ホームページ制作)のWEBデザイン,テキスト,分離
WEB制作(ホームページ制作)の基本となるのは、やはりなんといってもHTMLです。そして、このHTMLというもの自体は、文章の論理構造つまり純粋なテキスト情報を記述する言語として生まれました。
しかし、WEBブラウザを制作するメーカーの独自の拡張の結果、文章の論理構造に留まらず、WEBデザイン(レイアウトや装飾など)用のタグが複雑に追加されて行く事態となりました。
このようなブラウザごとの独自のHTMLタグの乱立に対してW3Cは1996〜1999年にかけてCSS2とHTML4.0の勧告を行いました。この勧告の主となるコンセプトは大きく二つに集約することができます。
一つ目として、HTMLは文書の論理構造を記述するという本来の目的に立ち返るということ。そして、二つ目として、CSSはHTMLに代って、WEBページのWEBデザイン・レイアウトを制御すること。以上の二点です。
ということは、1999年以前から文書の論理構造とWEBデザイン・レイアウトを別々に取り扱っていこうという考え方自体は存在していたことになります。
さらに、2000年に入るとXMLに準拠したHTMLとして、XHTMLが勧告されました。XHTMLの勧告によって文書とWEBデザインの分離型の思想は勿論のこと、文章情報をより構造化された状態で保持し、その情報を効率的に活用しようとする方向に向かってきました。
そのような方向性にあるにも関わらず、多くの企業のWEBサイトにおいては文書とWEBデザインの分離ができていないのが現状です。
これにはいくつかの理由が存在します。分離の考え自体が、それでも新しい考えであるため古いブラウザには適用できないこと。文書とWEBデザインの分離の作業は稼動がかかりリスクを恐れること。WEB制作(ホームページ制作)をする会社自体が新技術にまだまだ未対応のところもあること。文書とWEBデザインの分離が、企業サイトにもたらすメリットに確証がないこと、などが考えられます。
このような背景のため、大規模な企業サイトにおいて文書とWEBデザインの分離が進まない自体が発生しているのです。
その一方で、比較的大規模でないことから個人のサイトでは、貪欲に新しい技術に挑戦しCSS2とXHTMLを駆使して文書とWEBデザインの分離が進んできています。